【失敗しない花瓶の選び方】色や大きさなど6つのポイントでわかりやすく解説!

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お花好きさん

花瓶って色々な種類があるから選び方が難しいなぁ…。

お部屋に花を飾りたいけど花瓶の選び方がわからない。今使っている花瓶がいまいち気にいってなくて悩んでいる。できるだけコスパのいい花瓶を探してるけど、そこで買ったらいいの?そんな風に花瓶選びに悩んでいませんか?

いくら綺麗な花であっても合わせる花瓶が良くないと調和が取れませんし、気分も上がっていきません。花瓶選びのコツをつかんであなたの部屋を綺麗な花と素敵な花瓶で快適な空間にしてみませんか?

この記事は花瓶の選び方を色・大きさ・素材・形・予算・買える場所の6つの視点からまとめてみました。読めば花瓶選びの押さえるべきポイントが理解でき、今後花瓶選びで失敗することがなくなります!あなたの好きな花を引き立ててくれる素敵な花瓶を楽しくえらべるようになります。

花瓶の置き場所などをまとめた「幸せになれる花風水」もまとめていますので是非最後までご覧になってください。

目次

花瓶の選び方①色

花瓶を選ぶときに、色は重要なポイントになります。どのような色の花にも合わせやすく透明感や清潔感・優しい印象を演出できる花瓶は透明や白です。

そのほかにも、アースカラー(ブラウン・ベージュ・緑)やモノトーン(グレー・黒・茶色)、パステルカラーなど色だけでもたくさんの選択肢があるので迷いますよね。花瓶の色に焦点を当てた選び方をご紹介します。

白や透明(クリア)な花瓶

さまざまな植物やインテリアと相性が良いので使いまわしがしやすい花瓶です。特に透明色は涼しげな印象で春夏など爽やかな季節には重宝します。

白や透明(クリア)な花瓶がオススメな人

  • 同じ場所で季節ごとのお花を楽しみたい人
  • シンプルな花瓶を選んで花を楽しみたい人
  • 花瓶初心者さん

色付きの花瓶

色付きの花瓶はたくさんの色や素材・質感がありますが、飾りたいお花と同系色か補色(色相環で反対側にある色)を選ぶと花と花瓶全体のバランスが取りやすいです。

花束やプチブーケなど数種類のお花を組み合わせて生ける場合は、花束の中の一色と花瓶の色を合わせると、まとまった印象になりますよ。

アースカラーの花瓶

大地や海・植物などの地球にある自然の色をイメージさせるアースカラーはお花やグリーンと相性の良い色です。ブラウン、ベージュ、アンバー、テラコッタオレンジ、ブルー、緑、カーキ、モスグリーンなどの色がアースカラーと呼ばれています。

茶色系の花瓶:土と同色なのでどんな花色にも葉色にも合う色です。落ち着いた茶色はどんなテイストのお部屋にも調和しますし、生ける花を選ばないので色々な場所で使いやすい色です。

緑色系の花瓶:葉と同系色のため、どんな花の色とも相性が良い色味です。花色を気にせずに気軽に花を生けることができナチュラルな印象があります。

モノトーンの花瓶

さまざまな花に合わせやすいグレー・黒などのモノトーンカラー。グレーや黒の花瓶はインテリアとしても、お部屋の雰囲気をモダンやシックなものにしてくれます。モノトーンはどのような花とも相性が良くお花の色やグリーンを引き立ててくれる色味です。

明るい緑や水色・黄色・パステルカラーの花瓶

見る人に明るく元気を与えてくれるビタミンカラーや優しく柔らかいパステルカラーの花瓶は一つあるとパッと部屋の印象を明るくしてくれるアクセントカラーです。

その他の色の花瓶

水色の花瓶は涼しげな淡い色で白色のお花によく合います。反対色の黄色の花も合う色味ですね。黄色も葉の色と同系色になるので、お花やグリーンと相性の良い色です。

透明色の花瓶はクリア感やどんな花色にも合うメリットがありますが、デメリットは中の茎が見えるのでごちゃっとした印象になることや水の濁りや使い続けるうちに花瓶のくすみが気になる人もいらっしゃいます。

同じガラス製の花瓶でも、深みのある茶色や緑色の色つきのガラス花瓶は、水アカなどの汚れが多少ついてしまっても外からは分かりにくいけれど、水の量は把握しやすいので使いやすい花瓶です。

花風水という考え方

『インテリア風水』という言葉をご存じの方もいらっしゃると思います。気の流れを意識して自分の周りの環境を整えていくことで運気を上昇させていく環境学のひとつでその中でも風水効果をお花に用いるのが『花風水』の考え方です。

生花は呼吸をすることで悪い気を吸って良い気を出す浄化作用があります。お掃除をしてきれいに整った部屋だけど、何か足りないと感じる場合、お花を飾るとパッと部屋の印象が明るく変わることを実感している方もいますよね?「花を飾ることで生活に彩りが加わる」ように、生の植物が持つ影響力は大きいんです。

お花好きさん

風水ってよくわからないけど知ってみるとおもしろいかも!インテリアに組み入れて運勢が上がるなら試してみたいかな。

『風水』というと方角や色などに意識が向きがちですが、花を飾る場合、花瓶次第でも運気は変わってきます。もともと花は大地に根を張るものです。それを人工的に切り出して生けるので、花の土台=土の代わりになる花瓶も非常に大切な意味を持ちます。

花風水でオススメの花瓶は陶器製・ガラス製・木製などです。プラスチック製の花瓶は「火」の気を持つので、花のもつ「水」の気と花風水の観点からは相性が悪くオススメできません。

例えば、ご自身の健康運や家庭運を上げたい場合は、南西の方角に土を連想できるベージュなどの陶器製の花瓶を使って花を生ける花風水を取り入れるのも良いでしょう。

「主人の方位」と呼ばれている北西では出世運や金運を上げるために、高級感がありキラキラした花瓶に淡いピンクや白色の花を生けるなど、花風水も踏まえたお花のある生活が楽しめそうですよね。

方角と花色・オススメの花瓶

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方角方角と相性の良い花オススメの花瓶効果
白・ピンクオレンジなどの温かみのあるカラー白くて丸いフォルム貯蓄運・愛情運・子宝運
北東白くて背の高い花黄色・薄い紫白くて丸いフォルム貯蓄運・不動産運・転職運
はっきりした色味の花・青・赤・ピンク・白クリスタル仕事運・発展運・健康運・成功運
南東緑・ピンク・白・オレンジ・枝もの木製恋愛運・人間関係運
背の高い派手な花、観葉植物クリスタル人気運・美容運
南西黄色・山吹色・緑クリーム色・ベージュなどの陶器家庭運・健康運・金運
西黄色・ピンク・白・ゴールドゴージャスな陶器金運・結婚運
北西クリーム色・淡いピンク・白高級感のあるデザイン・丸みを帯びた形・キラキラした花瓶や金属の花瓶出世運・社会運・勝負運

非常におおまかにしかまとめていませんので、花風水についてもっと詳しく知りたい方は「花×風水」などで検索してください。

花瓶の選び方②大きさ

花を生ける時の一般的な黄金比は以下のとおりです。

花瓶と花のバランスが取りやすい比率
花瓶の高さ:花瓶の外に出ている花の高さ = 1:1

長さのある枝ものやスラリとしたグリーンを飾りたい場合は1:2くらいがオススメです。花店などで販売されている切り花の高さは30~50cmくらいです。プチブーケなどは、そのまま生けることを考えて作られているので15~20cmくらいのものが多いです。

飾りたい花の長さを考えると、花瓶の高さもおおよそ決まってきますよね。

花瓶の高さの目安は以下のとおりです。

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飾りたい花の種類花瓶の高さ
一輪挿し・プチブーケ7~15cm
切り花・花束15~25cm
枝もの・高さのある花30cm以上

大まかな目安なので、買ってきた花を挿してみてご自分が好きな花瓶と花のバランスを見つけてくださいね。

花瓶を選ぶときに、口径も重要なポイントです。口径が狭いと洗いにくく、口径が広すぎると生けた花が不安定になります。

挿した時に花が倒れないことや花瓶の中の洗いやすさを考えると、口径が5~10cmくらいの花瓶が使いやすいです。口径が5cmあればボトル洗いのスポンジブラシで花瓶の中のお掃除ができます。

一輪挿しなど口径が小さい花瓶はキッチンペーパーや小さく切ったスポンジやを入れてマドラーなどを使ってお掃除することもできますよ。

せっかく買ってきたお気に入りのお花を長く楽しみたい場合は、こまめな水換えや花瓶内のお掃除は必要なので花瓶の口のサイズも選ぶ時に見ておいてくださいね。

花瓶の選び方③素材

花瓶の用途や家のどこにどのようなお花を飾るのか、部屋のデザインやインテリアと調和する素材を選ぶことも大切です。

花瓶に使われる素材

  • ガラス
  • 陶磁器
  • 金属(真鍮・アイアン・錫・ブリキ)
  • プラスチック
  • 容器の外側に木やレザーを使っているもの

など

花瓶はさまざまな素材で作られているので、どの素材を選ぶか決めて理想の花瓶を探すと良いでしょう。素材別に選び方についてお伝えします。

ガラス製の花瓶

インテリアになじみやすく、どんな植物やインテリアとも相性が良いのでもっとも使いやすい素材とも言えます。ガラス製の花瓶はシンプルなものから高級感やレトロ感のあるものまで種類が多いので、お部屋のデザインやご自分が考えているコンセプトに合う形やサイズの花瓶が見つかりやすい素材です。

また、ガラス製の花瓶は水の量や汚れが見えるため、水換えや花瓶を洗うタイミングが分かりやすく初心者でもお花の世話がしやすいのも嬉しいですね。

倒れたり落としたりすると割れる危険性もありますが、ガラス製の花瓶は花瓶自体に重量があるので、花を生けた時に安定感があるのもメリットの一つです。

割れることを考えると、風が入ってくる窓際や子どもの手の届く場所・ペットの動線は避けるなど、飾る場所を選ぶ素材でもあります。

陶磁器製の花瓶

北欧デザインや韓国雑貨。和風のものなど多くの種類があります。高級感や重厚感のある上品な印象の花瓶を探している人向けです。

陶磁器製の花瓶は色や質感など個性があるので、部屋の雰囲気に合わせたり、食卓やテーブルで花瓶と好きな食器とを合わせてテーブルコーディネートを楽しみたい人にも選んでほしい素材です。

花瓶の中が見えないので、茎のバランスを気にする必要がなく気軽に花を飾りたい人にもオススメですが、花瓶の中が見えない分、水の量や汚れ具合が分かりにくいデメリットもあります。定期的な水換えなどのお手入れが苦にならない方は陶磁器製の花瓶に向いていると言えるでしょう。

真鍮・アイアン・錫・ブリキなど金属製の花瓶

花瓶そのものに存在感や重厚感があり、花瓶としての機能以外にお部屋のインテリアにもなってくれるのが金属製の花瓶です。金属製の花瓶のメリットは存在感や高級感の他にも割れにくいことが挙げられます。

金属の特性で錫には抗菌性があり切り花が長持ちする効果があるのも錫が花瓶の素材として選ばれる要因でしょう。

プラスチック製の花瓶

扱いやすさを重視される方にオススメします。軽量で割れにくいので小さな子どもやペットがいるご家庭で花を楽しむときに選ばれる素材です。耐久性に優れているけれども安価で手に入りやすく、花瓶初心者や複数購入したい人向けの素材です。

プラスチック製の花瓶は加工がしやすいので、いろんな大きさや形・色のものが店頭に並んでいますよね。どんなお花を飾りたいかお部屋の印象と合わせて選ばれると良いでしょう。

注意点としては、プラスチックは素材によっては日光で劣化する可能性もあります。プラスチックの中でも材質の選び方が大切になります。窓際で使用することや長く使いたい方はアクリルやポリカーボネートなどの材質を選ぶと良いでしょう。

花瓶の選び方④形

花瓶の形を考える際は、花を飾る目的やイメージに合わせて形を選ぶことが大切です。

イメージに合った使いやすい形の選び方

  • かわいらしい雰囲気を演出したいとき⇒丸いフォルムの花瓶
  • スタイリッシュさを求める場合⇒スクエアタイプ
  • 背の高い花を飾りたい場合⇒筒型やつぼ型
  • たくさんの花を飾りたい場合⇒ラッパ型

など

花瓶と花のバランスを考えた時に形も重要なポイントになりますね。花瓶の形による選び方をお伝えします。

つぼ型

花瓶初心者の方にオススメの使いやすい形です。口が狭まっていたり花瓶にくびれがあるのがつぼ型の特徴です。一口に、つぼ型といってもさまざまな形があります。

つぼ型の花瓶のメリットは口が狭いことで花が動きにくく、一輪挿しから花束までどのような花を飾ってもバランスが取りやすいことです。

デメリットは2点ありますが、対応策もお知らせしておきます。

口が狭いことで花瓶の中が洗いにくい。
対策は、口径の直径が5cm以上の花瓶を選ぶこと。5cm以上の口径があればボトル用のスポンジブラシが入るので掃除ができます。
生けたい花の量に比べて口が狭すぎると花が入らない。
花が水を吸い上げるためには、花瓶の最も狭い部分と茎の間にある程度の余裕が必要です。くびれの部分にぎゅうぎゅうに茎が詰まっていると茎同士の密着で茎が蒸れてしまい、せっかく飾っている花が長持ちしない可能性もあります。

筒型・スクエア型

すとんとまっすぐな形状が特徴で、花瓶の高さによって背が高い花も低い花も両方飾りやすい形になります。

メリットは2点あります。

  • 広がりのある枝ものや高さのある花を飾っても倒れにくい。
  • 花瓶の口が広いので洗いやすく、清潔を保ちやすい。

デメリットは直径と高さによっては、花瓶が倒れる可能性があることです。

細いタイプの筒型・スクエア型の花瓶はスタイリッシュな印象を与えてくれますが、振動や腕・物などがぶつかったときにバランスを崩し倒れやすいので、筒型やスクエア型を選ぶときには太めのタイプを選ぶことをオススメします

細いタイプの花瓶を使う場合は倒れる心配が少ない場所に置いて楽しんでください。

ラッパ型

花束やブーケをそのまま飾りたい人にオススメの形です。口に向かって花瓶が広がっているので、花束などボリューム感があるものをいれてアレンジのまま飾れることがラッパ型の花瓶の特徴です。

メリット
たくさんの花を入れると華やかな印象になります。つぼ型のデメリットとして茎同士の蒸れをお伝えしましたがラッパ型は口に向かって広がっている形状なので、花の茎同士が密着することがなく蒸れによる茎の傷みを少なくすることができ、長く花を楽しむことができます。
デメリット
花瓶の淵に沿って広がるように花を生けるので花量が少ないと寂しくまとまらない感じになりますが、花留めを使って花を固定する方法もあります。

そのほかにも、壁掛けタイプの花瓶は場所を取らず壁に固定されているので倒れる心配がなく、子どもやペットがいても安心して花を飾ることができます。また、個性的な形状の花瓶はインテリア性を重視する人にオススメです。

花瓶の選び方⑤予算

花瓶を購入する前に予算を決めて選びましょう。予算の範囲で品質やデザインなど自分好みの花瓶を選ぶことも楽しいですよね。

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価格帯一輪挿し、プチブーケ一般的な生花用特徴・素材
低価格帯100~2,000円500~3,000円シンプルなデザイン
ガラスやプラスチック
中価格帯2,000~5,000円3,000~10,000円高品質な素材や洗練されたデザインのもの
高価格帯5,000円以上10,000円以上陶磁器・クリスタル・金属などデザイナーや職人が手がけたもの

調べた範囲内ですが、自宅で花を楽しむために選ばれる花瓶は500~3,000円台のものが多いです。おしゃれな花瓶の平均予算はだいたい2,000~4,000円くらい。

全体的には2,000円台の花瓶が良く選ばれているようですが、普段の生活にも取り入れやすく手が届きやすい価格帯は1,000~2,000円台かなと思います。

もっとお手軽に花瓶を購入したい方には、セールやアウトレットでの購入もオススメです。

花のある生活をどのように楽しみたいのかイメージや置く場所がなんとなく決まっていたり、大きさや素材などがある程度決まっているなら、予算よりも大幅に安い金額で花瓶を買うことができます。

実際、私が家でもっとも頻繁に使っている花瓶も、お花を買いに生花店に行ったときに商品入れ替えのアウトレットコーナーで300円で売られていた花瓶です。

花瓶の選び方⑥どこで買えるか

花瓶は実店舗やオンライン通販など、さまざまな場所で購入できます。

花瓶を買えるお店

  • 生花店、園芸用品店
  • ニトリなどのホームセンター
  • インテリア雑貨、家具店
  • 100円均一ショップ
  • インターネット通販

など

生花店や園芸用品店はその店のコンセプトに合った花瓶やどんな種類の花にも合わせやすい形の花瓶を厳選して置いてあるので、いつもお花を買う店が決まっている方はお店で選ばれるのも良いですね。店員さんにも気軽に相談できるのも生花店のメリットです。

好きなファブリックがあったり、家のインテリアやコンセプトと合わせたい場合は、フランフラン・IKEA・無印良品などの生活雑貨や家具を取り扱っているお店で選ぶのもよいでしょう。

家具店であれば、自宅にある家具の雰囲気や自分のイメージに合った花瓶が見つけやすいですよね。また、ホームセンターの観葉植物のコーナーにも花瓶は展示販売されています。

お花好きさん

お花屋以外にも色々なところで花瓶って買えるのね。おしゃれな花瓶たくさん見てたら目移りしそう!

安価な花瓶を探している場合はダイソー・セリアなどの100円ショップでも購入できますし、リユースショップにも、お手頃な値段で花瓶が販売されています。

購入したい花瓶のサイズや素材が決まっている方にはAmazonや楽天市場などECサイトでの購入や花瓶を作られている作家さん職人さん・企業のホームページから探すこともオススメです。

花瓶のお手入れ方法

花瓶はお花を美しく飾るだけでなく、長く使い続けるために適切なお手入れが必要です。花瓶が清潔であることは、花の美しさを保つためだけでなく、室内の空間をより爽やかに保つためにも大切なポイント。

今回は、花瓶のお手入れ方法を日常的なクリーニングから、長期保管時の注意点、カビや水垢の除去方法まで詳しくご紹介します。

日常的なクリーニング方法

花瓶のお手入れは、花を飾った後にこまめに行うことが大切です。水や花の茎から出る栄養分などが花瓶内に溜まりやすく、放置すると汚れや臭いの原因となります。日常的なクリーニング方法は次の通りです。

水換えと茎の整理
花を交換したり水を入れ替える際に、花瓶の中の茎も整理しましょう。花の茎が水中に残ると、細菌の繁殖を促すことがあります。茎の先端はこまめに切り戻し、花瓶内を清潔に保つことが重要です。
お湯と食器用洗剤で軽く洗う
花瓶の中に残った水を捨てた後、温かい水に食器用洗剤を少量入れ、スポンジで花瓶を軽く洗います。ガラスや陶磁器製の花瓶は、汚れが付きにくいため、普段は軽い洗浄で十分です。口径が狭い花瓶や細長い形のものは、専用のボトルブラシを使うと便利です。
細部の掃除
口の部分や底の汚れが気になる場合、柔らかいスポンジや布で丁寧に拭き取ります。金属製の花瓶は、柔らかい布を使い、優しく磨きます。外側が装飾されている場合は、傷つかないように注意しましょう。
水気を拭き取る
花瓶を洗い終わったら、きれいな布でしっかりと水気を拭き取ります。水分が残っていると、再び汚れがつきやすくなるため、乾いた状態で保管することがポイントです。

花瓶の洗浄は、花を入れ替えた際に毎回行うことが理想的です。生けた花が水を多く吸うと、水が濁りやすいため、こまめな水換えと花瓶の洗浄が大切です。夏の暑い時期は水が早く汚れやすいので、頻繁に掃除をすることをお勧めします。

長期保管時の注意点

花瓶を使わない期間が長くなる場合、とりあえずで収納していませんか?季節的に花を飾らない時期や引っ越しの際など、花瓶を一時的に保管することがあるでしょう。ここでは、長期保管時の注意点をご紹介します。

花瓶を長期保管する場合は、湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に置くことが重要です。木製や金属製の花瓶は湿気によって腐食や劣化が進む可能性があるため、風通しの良い乾燥した場所を選んで保管してください。

花瓶は急激な温度変化に弱いものがあります。ガラス製や陶磁器製の花瓶は、急激な温度差で割れることがあるため、温度変化の少ない場所で保管することが望ましいです。冷暖房が直接当たらない場所を選ぶと良いでしょう。

花瓶を使い終わったら、必ず内部をきれいに洗ってから保管しましょう。花瓶内に残った水分や汚れはカビや臭いの原因になります。きちんと乾燥させてから収納してください。

長期間保管する場合、花瓶に埃がたまらないように、透明なカバーや袋を使って保護するのがオススメです。デリケートな素材の花瓶(クリスタルや陶器など)は、埃がつくことで風合いが損なわれることがあります。

カビや水垢の除去方法

花瓶のお手入れの中で最も注意すべきなのがカビや水垢の除去です。長期間使わない場合や湿度の高い季節には、花瓶内でカビが発生したり、水垢が付着したりすることがあります。

これらは見た目を損なうだけでなく、臭いの原因にもなるため、早めに対処することが大切です。

重曹を使う
カビが生えた花瓶には、重曹を使って掃除すると効果的です。花瓶に重曹を入れて少し水を加え、数時間置いておきます。その後、スポンジで擦り洗いしてカビを落とします。
酢を使う
酢はカビの除去にも非常に有効です。酢を水で薄めたものを花瓶に入れ、数時間浸け置きしてから洗い流します。酢には消臭作用もあるため、花瓶の臭いを取り除くのにも効果的です。
カビ取り専用の洗剤を使用
市販のカビ取り専用洗剤も効果的ですが、使用する際は製品の説明書をしっかり読んでから使用してください。金属や陶器製の花瓶には使えますが、ガラスやクリスタルなど繊細な素材には使用しない方が良い場合もあります

水垢がこびりついた花瓶には、クエン酸を使った掃除が効果的です。水垢が気になる部分にクエン酸をふりかけ、少し時間を置いた後にスポンジで擦り洗いします。クエン酸は水垢を溶かす作用があり、ガラスや陶器製の花瓶にも安全に使用できます。

軽い水垢には、家庭にある歯磨き粉を使う方法もあります。歯磨き粉に含まれる研磨剤が水垢を落とし、花瓶をきれいに保つことができます。使い終わった後はしっかりとすすいでください。

水垢が軽微な場合は、柔らかいタオルや布で拭き取るだけでも効果があります。ガラス製の花瓶は乾いた状態で軽く拭き取るだけで、水垢が落ちることもあります。

普段からの花瓶の汚れを残さないよう、以下の点に気をつけましょう。

  • 花瓶を使用後は、すぐに水換えと掃除をして、汚れを溜めないようにする。
  • 乾燥した場所で保管し、湿気がこもらないようにする。
  • こまめに水垢やカビの発生を防ぐため、定期的なチェックを行う。

花瓶のお手入れは、少しの手間で長く美しく保つことができます。日常的にお手入れをして、カビや水垢の予防を行うことで、いつでもきれいな花瓶でお花を楽しむことができるでしょう。
>>花瓶の洗い方完全マニュアル、素材・形状別の洗い方解説

花瓶と花の組み合わせ例

花を飾る際、花瓶の選び方はその花の美しさを引き立てる重要な要素です。適切な花瓶を選ぶことで、花の個性を際立たせ、空間に一層の魅力を与えることができます。

今回は、人気の花と相性の良い花瓶のスタイルや、特定の花に適した花瓶の形状・素材について詳しくご紹介します。これを参考にして、お花の魅力を最大限に引き出す花瓶を見つけましょう。

バラと相性の良い花瓶

バラはその華やかで優雅な姿が特徴で、シンプルな花瓶を選ぶことでその美しさを引き立てます。特におすすめの花瓶は以下の通りです。

高めの細長い花瓶
バラは茎が長く、花のボリュームもありますので、細長い花瓶がよく似合います。シンプルなガラス製のフラワーベースや、陶器製の背の高い花瓶を使うことで、バラがすっきりと見栄え良く飾れます。
クリスタルの花瓶
クリスタル製の花瓶はその透明感が美しく、バラの色彩を引き立てます。赤やピンクなど色鮮やかなバラには、クリスタルの花瓶がぴったりです。シンプルで洗練されたデザインのものを選ぶと、花の美しさが一層引き立ちます。
背が高くて直線的なデザインの花瓶
バラの長い茎と優雅な花を活かすために、背の高い花瓶や、直線的なデザインの花瓶が適しています。クリアガラスや透明感のある素材は、バラの花がより一層際立ちます

チューリップと相性の良い花瓶

チューリップはその形状が特徴的で、花の持つ優雅さを引き立てる花瓶選びが大切です。おすすめの花瓶は以下の通りです。

チューリップの丸みを帯びた花びらには、シンプルで低めの丸型花瓶が良く似合います。陶器製の素焼き風の花瓶や、フラワーアレンジメント用の広がりのある花瓶を選ぶと、花が広がるように飾ることができ、チューリップの個性を引き立てます。

自然な雰囲気を活かすために、素朴でナチュラルな質感の陶器製花瓶を使うのもおすすめです。オーガニックな印象を与え、チューリップの持つ素朴さや清らかさが際立ちます。

チューリップの花は茎が比較的柔らかく、花の高さが低めなので、広がりのある低めの花瓶がよく合います。丸型やワイドなシルエットを持つ花瓶が、チューリップの花の優雅さを引き立てます。

ひまわりと相性の良い花瓶

ひまわりはその明るく力強い色と大きな花が特徴で、活力あふれる印象を与えます。ひまわりを飾る際は、花瓶もその迫力に負けないものを選びたいものです。

大きくて安定感のある花瓶
ひまわりの大きな花に対応できるよう、重みがあり安定感のある花瓶が理想的です。陶器製で大きめの開口部を持つ花瓶や、古風な雰囲気のあるフラワーベースがよく似合います。
ヴィンテージ風の花瓶
ひまわりの力強さには、ヴィンテージやレトロなデザインの花瓶も好相性です。色合いや形にこだわり、無骨で少し古びた風合いのある花瓶を選ぶことで、ひまわりの元気さがより引き立ちます。

ユリに最適な花瓶

ユリはその大きな花が特徴で、迫力があります。ユリを飾るためには、大きめで存在感のある花瓶が理想的です。

ユリは花が大きいため、花瓶の口が広めで、花が自然に開く形を保てるような花瓶が適しています。ボウル型の花瓶や、口径の広いガラス製の花瓶がぴったりです。

ユリの存在感には、陶器や石膏で作られた重厚感のある花瓶が似合います。これらの素材は、ユリの大きな花をしっかりと支え、その美しさを引き立てる役割を果たします。

アジサイと相性の良い花瓶

アジサイはそのふんわりとしたボリューム感と、優雅な色合いが特徴です。アジサイの美しさを引き立てるためには、柔らかなデザインの花瓶が最適です。

淡い色調の陶器製花瓶
アジサイの花色に合わせて、淡い色調の陶器製花瓶を選ぶと一層美しさが引き立ちます。白や薄いブルー、グレーといった落ち着いた色合いの花瓶が、アジサイの色味と調和し、シンプルでありながらエレガントに見せてくれます。
アンティーク風のガラス花瓶
アジサイには、アンティーク風のガラス花瓶もぴったりです。ガラスの質感が柔らかく、花の繊細な雰囲気を引き立てます。ガラスの透け感によって、アジサイの花色がより鮮やかに感じられます。

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まとめ(花瓶の選び方)

生活の中に花がある暮らしには、花瓶選びも大切です。同じ花を生けても、花瓶によって印象ががらりと変わります。選ぶなら自分のお気に入りの一品でお花を飾りたいですよね。

花瓶を選ぶポイントは色々ありますが、ご自分が抱いているイメージと家のどこに置くか・家族構成によっても人それぞれ選ぶポイントは変わります。

今回は花瓶の選び方を色・大きさ・素材・形・予算・買える場所の6つの項目でご紹介しました。ご紹介した花瓶の選び方を参考に、お気に入りの花瓶と花のある暮らしを楽しんでいただけたら嬉しいです。

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